萬古焼の技術をいかした食卓に幸せを届ける道具
かもしか道具店は、三重県三重郡菰野町を拠点としています。古くから、食器や、食に関わる道具を製造してきた、萬古焼の産地であるこの土地から、未来に、残したい生活文化を発信し、それを伝える道具を製造することで、食卓を通じて、幸せを届けることを使命としています。
鍋の蓋が1枚で済む、その秘密
一般的な鍋は、蒸気穴を開け、鍋蓋と本体の隙間で蒸気を逃がす設計が多く、ご飯がすぐに固まってしまい美味しくありません。蒸気を逃がしすぎず、しっとり美味しいご飯に仕上げるために、ごはんの鍋では蒸気穴をなくし、鍋蓋の隙間から蒸気を逃がす設計にしています。蒸気穴がなくて、吹きこぼれの心配は?となりますが、鍋のフチを深くすることでそれを防いでいます。そのため、蓋は1枚でも美味しいご飯が炊けます。
かもしか道具店の焼き物は三重県四日市市の伝統工芸「萬古焼」で、耐熱・耐久性に優れた「ペタライト(葉長石)」を多く含む陶土で作られています。特に、このごはんの鍋に使用されている陶土は、その特性を最大限に引き出せるよう、ペタライトの配合量をメーカー独自で調合。使い続けることで起こりがちな「ヒビ割れ」など劣化破損を防ぐ設計になっています。また、釉薬にも「ペタライト」を調合したことで、直火に(空焚きにも)十分耐えうるごはんの鍋です。
炊き上がったご飯は、鍋ごとそのまま食卓へ。しばらくの間ならごはんの鍋でそのまま保存も。おひつ代わりに使えます。温めなおしは電子レンジで調湿効果がありますので、余ったご飯は鍋ごと冷蔵庫へ。電子レンジOKなのでそのまま温めなおしたら、足りない水分は鍋からもらって余った水分は鍋が吸い取ってくれます。温めなおしてもまるで炊きたての味のようです。
【お取り扱いのご注意】
●1点1点手作りの製品ですので、形状、色、質感等に若干のばらつきがございます。また、フタがガタつくことがございますが、使用上には問題ございません。
●ご使用していただくにつれ、表面に細かいヒビが入ります。これは貫入と言う陶器ならではの特性です。ヒビから土の色があらわれるので、白色は特に目立ちます。
●火にかけることで外側の底は焼け、黒っぽく変色し、買った時と使用後のイメージは変化します。これも陶器の特性です。
●ご使用の前には、目止めを行っていただくことをおすすめします。目止めは、未使用状態の土鍋やひび割れの予防と、匂い移りを少なくして、長く丈夫に保つために行うお手入れのことです。
【目止めの方法】
米2合程度を洗って出る米のとぎ汁(もしくは片栗粉や小麦等を溶いたもの)を鍋の8分目まで入れて沸騰させてください。沸騰後は冷ましてから、水を捨ててきれいに洗い、乾燥させて下さい。
●お手入れは食器専用洗剤を使用し、十分に水洗いしてください。洗う際は柔らかいスポンジを使用して洗ってください。使用後はしっかりと洗浄し、乾燥させてから収納してください。
●金属たわしや研磨入りの洗剤をお使いになると表面に傷を付ける恐れがありますのでご注意ください。
●底がぬれたまま火にかけると故障の原因になりますので、水気をよく拭き取ってから火にかけてください。
●加熱中および加熱後の鍋、蓋は高温のため危険です。ご注意下さい。必ずふきんや鍋つかみなどを使用してください。
●空焚きはおさけ下さい。
●蓋の隙間から出る蒸気や水は非常に熱いので触れないでください。
●陶器製ですので、落としたり衝撃を与えたりしますと破損する恐れがありますのでご注意ください。
●IH機器ではご使用いただけません。
●原材料の土や釉薬の特性により製品ひとつひとつの大きさ、形状、色、質感、質量に若干の違いが生じます。
●臭いの強い料理は、陶器に臭いが残る場合があります。
●その他の使用上のご注意は、商品に付属の説明書を必ずお読みください。
【仕様】
陶器
三合サイズ
2060g
米・・・3合(540cc)/水・・・540cc〜600cc
幅(取っ手含む)22.5cm
高さ 13cm
直径 19cm